ポートフィノ(PORTOFINO)
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COST
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WARRANTY
Q & A
FLOW
専用工具を使用して、まず時計のバンドを外し、次に裏蓋を開けます。傷を付けないよう慎重に行ないます。 とても繊細な針、文字盤や日付の板、部品同士くっついているパーツなども全て外していきます。 全てをバラバラにするとかなりの部品数になります。息で飛んで行ってしまうほど小さなミリ単位の部品もあり、シェル(貝)や特殊な素材でできた文字盤など、かなり繊細な部品が多いため、保管には細心の注意を払っています。
部品の分解が全て済んだら、いよいよ洗浄です。高額なブランド時計にも対応できる専用の自動洗浄機にパーツを入れて、汚れた油を一度きれいに洗い流します。人間の髪の毛を洗うのと同じで、専用のシャンプーとリンス液を使用します。 バンドは豚毛のブラシを使用して隙間の汚れを落とし、超音波洗浄機で手では落とせない細かい汚れも落とします。 その後、専用のヒーターで水分を残さないようにしっかり乾かします。
部品・バンドの洗浄が終わったら、組み立てながらその箇所に応じた油を注入していきます。油が多過ぎても少な過ぎても時計に不具合が出るため、職人技を要する作業となります。 機械が組み上がったら、歩度測定器(1日・1カ月に何秒の狂いが出るか測定する機械)でコンディションを調整していきます。さまざまな姿勢を想定して、角度を変えて歩度を測り、調整します。 これも、経験を要するかなり難しい作業です。
歩度のコンディションが整ったら針を付けます。そしてケースに機械を組み込み、きれいに洗浄したバンドを元に戻します。 なお、防水時計の場合は専用の機器を使って防水試験を行い、その後、しばらく時計を付けて不具合が出ないかなどを確認する作業を行います。 これでオーバーホールは完成です。
TRIVIA
IWCの時計内部に使用されている各部品には、摩耗を防ぐための潤滑油が塗られています。その潤滑油は経年劣化が生じるため、オーバーホールが必要です。
もしオーバーホールを行わずに放置した場合、ムーブメントに塗布された潤滑油が蒸発や凝固し、油がその役割を果たさなくなることにより、部品同士が傷つけあい、摩耗、傷、破損といったトラブルを引き起こします。
その結果、時計の精度に影響を及ぼし、激しい遅れや進み、停止といった不具合が生じてしまいます。
部品交換することで改善はできますが、放置期間が長いと劣化が進み、不調箇所が増えていきます。
修理不可能といった最悪の可能性も考慮すべきです。
IWCのオーバーホール目安は、機械式時計が、3〜5年に1度、クォーツ時計は4年に1度の頻度と言われています。
ただし、この目安は一般的であり、全てのIWCに当てはまるわけではありません。
着用時間の長さや、使用頻度によって、時計の状態は変わります。時計の不調を感じたら、一般的な目安に関係なく、オーバーホールを依頼することをおすすめします。
また、オーバーホールに必要な期間は、弊社の場合約2〜3週間で対応が可能です。
一方、IWC正規店に依頼する時の参考期間は約4〜8週間のため、半分以下のスピードにて対応できます。
モデルによりましては、正規店のみの対応となるケースもありますが、まずは一度お問い合わせください。
パイロットウォッチは軍用時計として開発されたIWCの伝統を継承するフラッグシップモデルです。中でもマークシリーズは1994年マーク12から2016年にマーク18まで続く人気。パイロットウォッチの特性である優れた視認性と耐磁性を備え、大きなリューズはグローブをはめた指でもつかみやすいように設計、文字盤の12時にあるトライアングル・インデックスは、コックピット内で瞬時に針の位置がわかるようにするため考案されたものです。
インヂュニアはドイツ語でエンジニア(技術者)という意味です。初代モデルは1955年に8万ガウスの耐磁性を実現したシンプルなラウンドモデルで誕生しました。1976年になると有名デザイナー、ジェラルド・ジェンダにより、個性的なデザインに大幅にリニューアルされます。2001年以降製造が中止されますが、2005年自社ムーブメントを搭載して復活、2007年には最大の特徴であった耐磁時計というコンセプトがなくなり、ケース径もラージサイズに進化。現在はスポーツモデルからラグジュアリーモデルまで幅広く展開しています。
ポルトギーゼは1939年に誕生しました。ポルトガル商人のオーダーによって作られたモデルで、名前はそこに由来します。懐中時計がベースになっていることから大型のケースが特徴です。発売した当初はあまり人気がなかったのですが、1998年にポルドギーゼ クロノグラフを発表すると、瞬く間に話題となり、IWCで最も人気のあるモデルとなりました。2018年創立150周年を迎え、キャリバー69000シリーズのIWC自社製ムーブメントが初めて搭載されました。
ポートフィノは「1950年代のイタリアのリゾート地、港町ポートフィノ」からインスピレーションを得て作られたクラシカルな優雅さが特徴のモデルで、1984年の誕生以来ロングセラーを誇ります。
クォーツショックで高級時計の生産が低迷した際には、このポートフィノが機械式高級時計の人気再燃のきっかけとなりました。無駄のないシンプルに徹したデザインは洗練されたシンプルウォッチとして人気を博します。時代によってデザインやサイズ、書体などを変えながらさまざまなバリエーションを展開しています。