ヴァシュロン・コンスタンタンは、1755年にスイス・ジュネーブでジャン‐マルク・ヴァシュロンによって創業されました。260年以上の歴史を持つ世界屈指の最古参ブランドで、 パテック フィリップ、オーデマ ピゲと共に世界三大高級時計ブランドの一つとして名を連ねます。
創業者ヴァシュロンの技術とポリシーは息子のアブラアム、孫のバルテルミーへと受け継がれ、バルテルミーが、優れた営業手腕を持つフランソワ・コンスタンタンを共同経営者として迎え入れたことで「ヴァシュロン&コンスタンタン」が誕生。販路を広げ国際的なブランドへと成長しました。さらに1839年に、機械技師ジョルジュ-オーギュスト・レショーが経営に参加。レショーは、「パンタグラフ」をはじめとする製造効率とクオリティを高める工作機械をいくつも発明しています。
ヴァシュロン・コンスタンタンは多くの複雑機構の開発で知られており、分単位の時刻を鐘の音で知らせる「ミニッツリピーター」や、部品点数820個の超複雑時計である「グランド・コンプリケーション」、世界で最薄の厚さ1.64mmの機械式ムーブメントなどを発表。また、ジュネーブ平和会議の各国首脳の贈答品に選ばれる栄誉も得ています。
近年では、2013年にはミニットリピーターの中で最薄となるムーブを、2017年には創業260周年を記念し新コレクション「ハーモニー」を作製。現在はスイスのリシュモングループの参加となっています。